2005年06月06日
アフガニスタンの絨毯とアフリカの楽器
水琴窟のような不思議な音色を初めて聴いたのは、「HeartPiece展」開催中に行われたライブでのことでした。伊丹工芸センターで行われた「HeartPiece展」は、アフガニスタンと日本を結ぶ、いわば、市民レベルの友好の絨毯展覧会です。ここに展示された絨毯は、一見変わったデザインで、しかも一枚として、同じものはありません。なぜなら、これらは、すべて、オーダー品で、注文主によるオリジナルデザインをアフガニスタンの人々が工房で絨毯に織り上げたものだから。
我が家でも昨秋、一枚、絨毯をオーダーしたので、この「HeartPiece展」にて、出来上がりとご対面となりました。
私たち日本人にとって、アフガン絨毯をオーダーできるなんて、とても、贅沢な気分になれるし、アフガニスタンの人々には、良い仕事になるという、まさに、一石二鳥のこの素晴らしいプロジェクトは、紛争や災害により生活基盤を築くことのできない人々に自立する機会を提供しよう、とNPOが立ち上げたといいます。
現在、カブールの工場では、約100名の人たちが働き、周辺の町や村にも、200名以上の人たちがこの伝統工芸に携わっているとのことでした。
織り上がったばかりの絨毯に囲まれて、「HeartPiece展」のライブは行われ、オープニングの曲で、いきなり、カリンバの音に出会い、私は、すっかり、魅了されてしまいました。もちろん、その時は、カリンバという名の楽器だということも知らなくて、ただ、ただ、音に聞き惚れていただけだったのですが。
ステージが終わった後、あの何とも云えない音色は、どんな楽器から奏でられるのか知りたくて、奏者の方に聞いたところ、カリンバというタンザニアの楽器だということでした。
東アフリカのタンザニアと聞いて、ひとり、ふむふむと頷いたのですが、大体において、私はどうやら「南の方」のものが好きらしいのです。性に合うというか、何かにつけて、南をチョイスしてしまっています。というより、選んだものが、南方系だった、といった方が正しいのかも。
カリンバを弾いていたのは、ロビン・ロイドさんというパーカッショニストでした。
ロビンさんが、カリンバは(何故か)アジア雑貨のお店に売ってるよ、と教えてくれたので、探してみたのですけれど、ロビンさんのカリンバのように良い音はで出なかったなぁ。
ロビンさんの「大切なのは、言いたいことや気持ちを音で表現すること」という言葉が印象的でした。
ロビンさんのCD「コップがいっぱい」をこのところ毎日のように聴いております。
カリンバがタンザニアの楽器だ、というのも、ついこの間、知ったばかりなんだけれど、タンザニアって国についても、東アフリカらしい、と朧げにしか、分からないなぁ、などと思っていたら、新聞で、こんな記事を見つけました。
渡辺貞夫さんが、愛知万博で、5か国320人の少年少女と演るコンサート(6~12日)についてのインタビューなのですが、
30年も前に、タンザニアを訪ねた時に見た光景が、このコンサートの原点になっているのだとか。
ーータンザニアでは、広場に何千人もの人々が集まり、原始的で、躍動的な歌と踊りを繰り広げていたのだそうで、この光景に感動した「世界のナベサダ」は、いつか世界の子供たちのリズム演奏をバックにコンサートをしたい。と強く思ったーーというような記事でした。何だか、音やリズム、人々の鮮やかな装いまで、伝わってくるような気がしませんか。
投稿者 diva : 2005年06月06日 01:05